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犬はじゃがいもを食べれる?初めてでも安心の安全ポイントを解説

犬はじゃがいもを食べれる?初めてでも安心の安全ポイントを解説

「犬はじゃがいもを食べれるのかな…」と不安はありませんか。

初めて犬を飼うと、人間のごはんをどこまで分けていいのか迷いますよね。

結論からお伝えすると、犬は「よく加熱して味付けをしていないじゃがいも」であれば、少量なら食べても大丈夫です。

一方で、生のじゃがいもや芽・皮・緑色に変色した部分などは、中毒成分ソラニンの心配があるため危険です。

この記事では、じゃがいもが犬にとって安全と言える条件や、与えてはいけないケース、量や調理方法、よくあるQ&Aまでやさしく解説します。

読み終わるころには、「うちの子にじゃがいもをあげても大丈夫かどうか」が自信を持って判断できるようになりますよ。

犬はじゃがいもを食べれる?結論は“加熱すればOK”

まずは一番気になる「そもそも犬にじゃがいもをあげていいの?」という疑問から答えていきます。

ポイントは「しっかり加熱されていること」と「少量であること」です。

じゃがいもが犬にとって安全とされる理由

じゃがいもは炭水化物が多く、エネルギー源になる食材です。

さらに、ビタミンC・ビタミンB6・カリウム・食物繊維など、犬の体にも嬉しい栄養が含まれています。

人間ほどたくさん食べる必要はありませんが、「おやつ」や「トッピング」としては十分な役割を果たしてくれます。

ただし、主食はあくまで総合栄養食のドッグフードです。

じゃがいもだけで栄養バランスを整えることはできないので、「ごほうびとして少し」「いつものごはんにちょっと足す」くらいのイメージで使いましょう。

また、じゃがいもは脂質が少なく、味付けをしなければシンプルな食材です。

そのため、胃腸がデリケートな子でも比較的取り入れやすい野菜のひとつと言われています。

生のじゃがいもや芽が危険とされる根拠

じゃがいもで注意したいのが「ソラニン」という天然の毒素です。

ソラニンは、特に生のじゃがいもや芽、緑色に変色した皮の部分に多く含まれています。

犬がソラニンを多く摂ってしまうと、以下のような症状が出ることがあります。

  • 嘔吐・下痢
  • 元気がない、ぐったりしている
  • ふらつきなど神経症状

特に体の小さな小型犬や子犬は、少量でも影響を受けやすいと言われています。

そのため、「生のまま」「芽がついたまま」「皮ごと」「緑っぽくなった部分」を犬に与えるのは避けましょう。

しっかり皮をむき、中まで火が通るように加熱してから与えることが大切です。

犬にじゃがいもを与えるときの注意点

ここからは、「安全に食べられるとはいえ、ここだけは気をつけたい」というポイントを整理していきます。

うっかりやりがちなことも多いので、一度チェックしてみてください。

与えてはいけない状態(青い部分・芽・生のまま)

次のような状態のじゃがいもは、犬に与えないようにしましょう。

  • 芽が出ているじゃがいも
  • 皮や身がうっすら緑色になっているもの
  • 生のまま、もしくは中まで火が通っていないもの
  • 油で揚げたフライドポテトやポテトチップス
  • 塩・バター・マヨネーズ・コンソメなどで濃く味付けされたもの

これらはソラニンが多かったり、油や塩分が多すぎたりと、犬の体に負担がかかります。

人間用の味付けがされているものはNG」と覚えておくと分かりやすいです。

体質によって注意したいアレルギーの可能性

じゃがいもは、犬にとってアレルギーが出にくい食材のひとつとされています。

そのため、フードの原材料としてもよく使われています。

とはいえ、どんな食材でも個体差でアレルギーを起こす可能性はゼロではありません。

初めてじゃがいもを与えるときは、以下のような点をチェックしましょう。

  • 最初はごく少量から試す
  • 食べたあと、かゆみや赤み、下痢・嘔吐がないか見る
  • 気になる症状があれば、次回からは与えない

もし明らかに体調が悪くなった場合は、自己判断せず早めに動物病院に相談してください。

安全にじゃがいもを食べさせるためのポイント

ここからは、「実際にあげるときはどうすればいいの?」という具体的な部分をお話しします。

やり方さえ押さえておけば、安心して犬と一緒にじゃがいもタイムを楽しめますよ。

加熱方法と消化しやすい調理のコツ

犬にじゃがいもを与えるときの基本は「皮をむいて、やわらかく加熱して、味付けをしない」です。

おすすめの調理方法は次のとおりです。

  • ゆでる(茹でじゃが):水から茹でて、中までしっかり火を通す
  • ふかす・蒸す:電子レンジや蒸し器でやわらかくなるまで加熱
  • 焼く:油を使わず、アルミホイルなどで包んでじっくり加熱

どの場合も、熱々のままではなく、必ず人肌程度まで冷ましてから与えましょう。

犬は丸飲みしやすいので、喉につまらせないよう、小さくカットしたり、フォークでつぶしてマッシュ状にしたりしてあげると安心です。

与える量の目安と頻度

じゃがいもは炭水化物が多く、与えすぎるとカロリーオーバーになってしまいます。

基本的には「1日の総摂取カロリーのうち、おやつは10%以内」が目安とされています。

体重別のざっくりしたイメージは、以下のような感じです。

  • 体重3kgの小型犬:加熱してつぶしたじゃがいも 小さじ1〜2程度
  • 体重5kg前後:小さじ2〜大さじ1弱程度
  • 体重10kg前後:大さじ1〜2程度

あくまで目安なので、その日の他のおやつの量や、運動量、体型を見ながら調整してください。

頻度としては「週に数回、少量をトッピングする」くらいがちょうど良いイメージです。

子犬やシニア犬に与える場合の注意点

子犬やシニア犬にじゃがいもを与える場合は、さらに慎重さが必要です。

胃腸や消化機能が未熟・弱くなっていることが多いためです。

特に注意したいポイントは次のとおりです。

  • 必ずよくつぶして、ペースト状に近い形で与える
  • 最初はごく少量からはじめて、便の様子を観察する
  • 持病(心臓病・腎臓病・糖尿病など)がある場合は、事前に獣医師に相談する

少しでも不安があるときは、「無理にあげない」という選択も立派な愛情です。

関連食材|犬に似た野菜を与えるときの安全チェック

じゃがいもがOKだと分かると、「さつまいもやにんじんはどうなんだろう?」と気になりますよね。

ここでは、よく一緒に使われる野菜についても簡単に押さえておきましょう。

さつまいもとの違いと安全性

さつまいもは、じゃがいもと比べてソラニンを含まず、比較的安全性が高いと言われる食材です。

食物繊維が豊富で、便通をサポートしてくれることもあります。

ただし、糖質が多いので、与えすぎると肥満や血糖値の急上昇につながる可能性があります。

量の目安や与え方は、じゃがいもと同じく「少量をトッピング程度」にとどめるのが安心です。

にんじん・かぼちゃを与える際の注意点

にんじんやかぼちゃも、犬に人気の高い野菜です。

どちらも加熱してやわらかくしてから与えることで、消化しやすくなります。

注意したいのは、かぼちゃの「種」や「皮」をそのままあげないことです。

固くて消化しにくく、喉や腸につまるリスクがあります。

また、かぼちゃも炭水化物が多い食材なので、じゃがいもと同じく与えすぎには気をつけましょう。

犬とじゃがいもに関するQ&A(よくある質問)

最後に、飼い主さんからよく聞かれる「犬とじゃがいも」に関する質問をQ&A形式でまとめました。

気になるところだけ拾い読みしていただいても大丈夫です。

犬が生のじゃがいもを少し舐めてしまったら?

床に落とした生のじゃがいもを、愛犬がペロッと舐めてしまうこともありますよね。

ほんのひと舐め〜ひとかけら程度で、元気や食欲があり、嘔吐や下痢もなければ、すぐに深刻な症状が出る可能性は高くありません。

ただし、体の小さい犬や、どのくらい食べたか分からない場合は要注意です。

次のような症状がないか、数時間〜半日ほどは様子を見てください。

  • 何度も吐く、下痢が続く
  • ぐったりしている、呼んでも反応が弱い
  • ふらつく、震えるなどの神経症状がある

少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに動物病院に相談することをおすすめします。

フライドポテトやポテトチップスをあげてもいい?

結論から言うと、フライドポテトやポテトチップスは、犬には与えないほうが安全です。

理由は、油・塩分・調味料が多く、犬の胃腸や肝臓、腎臓に負担をかけやすいからです。

特にポテトチップスは、塩だけでなく、にんにくや玉ねぎ系のパウダーが使われていることもあり、犬にとってはさらにリスクが高くなります。

どうしても一緒におやつタイムを楽しみたいときは、「犬用のおやつ」か、「味付けなしのゆでじゃがいも」を用意してあげましょう。

持病がある犬にじゃがいもを与えても大丈夫?

心臓病・腎臓病・糖尿病などの持病がある犬に、じゃがいもを与えてよいかどうかはケースバイケースです。

じゃがいもは炭水化物が多いため、糖尿病の犬では血糖値が上がりやすく、獣医師によっては控えるよう指示されることもあります。

また、腎臓病の犬では、カリウム量や全体のカロリー制限が必要になる場合もあります。

「病院でもらった療法食+決められたおやつ以外はあげないでください」と言われている場合は、基本的に自己判断でじゃがいもを足さないほうが安心です。

どうしても与えたいときは、必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。

じゃがいもを毎日トッピングしてもいい?

じゃがいも自体は少量であれば安全な食材ですが、「毎日たっぷり」トッピングするのはおすすめできません。

炭水化物が多いため、カロリー過多や体重増加につながりやすいからです。

また、じゃがいもばかりを好んで食べるようになると、フードの食べムラが出ることもあります。

基本は総合栄養食のフードをしっかり食べてもらい、じゃがいもは「お楽しみ」として週に数回、少量をプラスするくらいがちょうど良いバランスです。

まとめ|犬は加熱したじゃがいもなら安全に食べられる

ここまで、「犬 じゃがいも 食べれる?」という疑問について、ポイントを整理しながらお伝えしてきました。

あらためて大事な点をまとめます。

  • 犬は、皮をむいてよく加熱したじゃがいもなら、少量であれば食べてもOK
  • 生のじゃがいも・芽・緑色の部分・皮の食べすぎは、ソラニンのリスクがあり危険
  • 味付け・油・塩分たっぷりのフライドポテトやポテトチップスはNG
  • 与える量は「おやつは1日のカロリーの10%以内」を目安に、少量をトッピング程度に
  • 子犬・シニア犬・持病のある犬に与えるときは、事前に獣医師に相談すると安心

「うちの子にも、じゃがいもをおいしく安全に食べさせてあげたい」という気持ちは、とても素敵な愛情だと思います。

今日ご紹介したポイントを意識しながら、ぜひ愛犬にぴったりの量と与え方を見つけてあげてください。

迷ったときは、「生や芽はNG」「味つけなしで、少しだけ」「心配なら獣医さんに相談」の3つだけ覚えておけば、大きな失敗は防げますよ。

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