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猫はりんごを食べれる?知らないと危険な注意点と安全な量を解説

猫はりんごを食べれる?知らないと危険な注意点と安全な量を解説

「猫はりんごを食べても大丈夫?」と迷ったとき、まず知っておきたいのは量と与え方です。

結論から言うと、種や芯を必ず取り除き、少量をたまに与えるなら多くの成猫では問題ありません。

猫はりんごを食べていいですよ。

ただし与えすぎは下痢や嘔吐の原因になり、持病のある猫にはリスクが高まります。

この記事では初心者の飼い主さんでも迷わないように、安全な量の目安、準備と切り方、避けるべきポイント、代わりにおすすめのフルーツまで分かりやすく解説します。

猫はりんごを食べても大丈夫?結論から言うと少量ならOK

猫は完全肉食の動物で、フルーツから栄養をとる必要はありません。

それでもごく少量のりんごをおやつとして与える分には、多くの成猫で大きな問題は起きにくいと考えられます。

ポイントは「少量」「たまに」「必ず下処理をする」の3つです。

りんごの果肉は水分と食物繊維が中心で、カロリーは高くありませんが糖分は含まれます。

糖分は肥満や血糖変動の一因になるため、日常的に与える習慣は作らないことが基本です。

また、猫は甘味を人ほど強く感じません。

無理に好きにさせる必要はなく、興味を示さない場合は与えなくて大丈夫です。

初めて与えるときは耳や口周りが赤くなる、かゆがる、嘔吐や軟便などの反応がないか必ず観察し、異変があれば中止して様子を見ましょう。

猫にりんごを与えるときの注意点

ここからは安全に配慮するための具体的な注意点を確認します。

初心者の方はこの章をチェックリスト代わりに使ってください。

りんごの種や皮には危険がある

りんごの種や芯、ヘタは絶対に与えないでください。

種には微量ながら有害な成分が含まれ、誤って噛み砕くとリスクになります。

芯やヘタは硬くて喉に詰まりやすく、胃腸を傷つけるおそれもあります。

皮は消化しにくく、敏感な猫では嘔吐や下痢のきっかけになりがちです。

農薬やワックスが付着している可能性もあるため、基本は皮をむいてから小さく切り分けましょう。

ドライアップル、砂糖漬け、香料入りのアップルソース、シロップ漬け缶詰など加工品は糖分や添加物が多く不向きです。

りんごジュースも糖分過多で繊維が少なく、与えるメリットはほとんどありません。

与えすぎると下痢や嘔吐の原因に

りんごは食物繊維と果糖を含むため、猫が一度に食べると消化不良を起こしやすくなります。

特に空腹時の大量摂取は嘔吐につながることがあり、与える量とタイミングに注意が必要です。

おやつは総摂取カロリーの10%以内が目安で、りんごはさらにその中の一部にとどめると安心です。

体重4kgの成猫を例にすると、りんごの果肉は1回5〜10g程度で十分です。

角切りなら小指の先ほどのサイズを1〜3個が上限のイメージです。

口が小さい猫や早食いの猫には必ず極小に刻み、丸飲みを防ぎます。

与えた直後から半日ほどは排便や体調を観察し、軟便が続くようなら中止しましょう。

持病のある猫や子猫は避けた方が安心

糖尿病、慢性腎臓病、膵炎、肥満傾向のある猫には果物全般が不向きです。

糖分やカリウムの負担、脂質代謝の乱れを避けるため、獣医師の指示がない限り控えましょう。

子猫や高齢猫、胃腸が弱い猫、食物アレルギーの既往がある猫も注意が必要です。

新しい食べ物を試すときは、健康な成猫でも「微量から、ゆっくり」を徹底してください。

薬を内服中の場合、飲み合わせや体調への影響を避ける意味でも事前に主治医へ相談すると安全です。

猫に与えても安全なりんごの量と与え方

安全に楽しむための具体的なステップをまとめます。

最初は「少量、細かく、観察」を合言葉に進めましょう。

1回に与える量の目安

初回は米粒〜小豆程度の極小サイズから始めます。

問題がなければ次回以降、角5mmほどを1〜3個までにとどめます。

体重4kgの標準体型なら、合計で5〜10gが上限の目安です。

頻度は週1回、多くても週2回までが安全圏です。

おやつの総量が食事の10%を超えないよう、フードの量も微調整してください。

りんごで栄養を補おうとせず、あくまで「たまのごほうび」と考えるのがコツです。

りんごを与えるときの下準備と切り方

まずよく洗い、皮と芯と種、ヘタを完全に取り除きます。

次に猫が丸飲みしないよう、薄いスライスか5mm角以下に刻みます。

冷たいままは胃腸に負担がかかるので常温に戻すと安心です。

甘い香りを強くしないために、長時間の放置は避け、用意した分だけ与えます。

最初は手から一粒だけ与え、よく噛めているか観察しましょう。

残った分は人が食べるか廃棄し、保存して繰り返し与えないようにします。

与える頻度とタイミングのコツ

空腹時よりも、食後しばらくたって胃が落ち着いたタイミングが無難です。

トレーニングやブラッシングに慣らすごほうびとして、1粒だけ使うのもおすすめです。

複数のおやつを同日に与えないことで、体調不良が出た際の原因特定がしやすくなります。

与えた日は排便の様子、水の飲み方、元気や食欲を記録に残すと次に活かせます。

嘔吐や下痢、よだれ、ぐったり、瞳孔の異常な開きなどがあれば直ちに中止し、受診を検討してください。

りんご以外に猫におすすめのフルーツ

りんごが合わない場合の代替案や、逆に避けるべき果物を整理しておくと安心です。

ここでは少量ならOKな候補とNG例を表で確認します。

少量ならOKなフルーツ

以下は「皮や種、葉、硬い部分を必ず除く」「極少量・たまに・観察」を守れば比較的安全とされる果物です。

個体差が大きいため、必ず米粒サイズから始めてください。

フルーツ与え方のポイント1回の目安
いちごヘタと種の多い外側を薄く刻む5mm角1〜2個
ブルーベリー皮が硬いので半分にカット半粒〜1粒
メロン・スイカ種と皮を完全除去、常温で5mm角1〜2個
洋なし芯と皮を除き、薄切り5mm角1〜2個
バナナごく薄切り、粘りに注意薄切り1枚

絶対に与えてはいけない危険な果物

下記は中毒や消化器症状のリスクが指摘されるため避けましょう。

家庭内にある場合も、誤食防止のため保管場所に注意してください。

  • ぶどう・レーズン(腎障害の報告)
  • アボカド(成分による中毒が懸念)
  • さくらんぼ・桃・杏・梅・すももなどの核(種に有害成分、窒息も)
  • 柑橘の皮・葉・精油を含む加工品(刺激が強く胃腸トラブルの原因)
  • 砂糖漬け、シロップ漬け、人工甘味料入り加工品(糖分・添加物過多)

まとめ|猫にりんごをあげるときは量と種に注意しよう

猫にりんごを与えるなら、種・芯・皮を取り除き、常温のごく少量をたまに与えるのが安全です。

体重4kgの成猫なら5〜10gを上限に、角5mmほどを1〜3個で十分です。

与えた日は排便や元気、食欲を観察し、異変があれば中止します。

糖尿病や腎臓病などの持病がある猫、子猫や高齢猫、胃腸が弱い猫には基本的に与えないでください。

りんごは「楽しみの一粒」であり、主食のフードの質と水分摂取、適度な遊びが健康の土台です。

迷ったときは無理に与えず、主治医に相談してから判断しましょう。

 

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